like.no.otherなサーフボードを作る2 -ゲインとロスの非対称性-

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前回は、「あぶく銭身につかず」 すなわち、目的のはっきりしない収入は残らないというお話をしました。

今回は、「喜び半分痛みは二倍」のお話です。どういうことかというと、人間というのは得る喜びの大きさに比べて、失う痛みの大きさは二倍以上、場合によっては三倍に感じるということ。たとえば、駐車違反で10,000円を失った痛みを忘れるには、宝くじで20,000円~30,000円当たる必要がある、と。

(*ゲインとロスの非対称性 - 心理学者 Daniel Kahneman and Amos Tversky, 1984年・1991年の研究 参考リンク - Forbes.com

この得失の非対称性をうまく利用したのが、ガソリンスタンドの値付け。彼らは、原油価格の上昇・下落は異なるタイミングで値段を上げ下げしています。値段を上げるときは一気に50円の値上げ。この結果、消費者は「うわ、50円も上がったよ」と、その一回で金銭ロスの感覚を償却ます。一方、下げるときはじわり、じわりと3円・・・6円・・・10円と徐々に下げていき、「おー、今日も下がったな。昨日も下がったな。」と、金銭ゲインの嬉しさを何度も感じさせます。

もし逆だったとすると、一度の値下げは「あ、50円値下げした!」と一回の嬉しさで終わり、数回の値上げは「うわ、今日も値段が上がったよ、昨日も上がってたのに」と繰り返されるムカツキにより消費者はソッポを向くことに。

この得失の非対称性とメンタル・アカウントを組み合わせるとどうなるか。
人間は、払った金額に対して、相応のリターンを得ないと嫌な気分になるんです。

ちなみに、この写真のサーフボード、いまだに使っていません。家に飾っているだけです。いきなり乗ってその喜びを「消化」するよりも、勉強の合間にそれを見て「早く乗りたいなぁ」と想像して楽しんで、数週間後に実際に乗ることで、たっぷりと楽しむことができるから。すでに消化した$700のロスと、毎日得られるゲイン。このバランスが、購入した物に対する満足度を左右します。

次回、非対称性とメンタル・アカウントを組み合わせた具体例を解説してみます。

コメント(4)

でも、使い惜しみしていると、いざ使ったときにとんでもない事態になることも。。。
そんなときはより大きい喪失感(ロス)が待っているのですよね~。

と、実感を込めてコメント。
感じ悪いですね。笑
ゴメンナサイ。

でも、きっとそんなことは起きないはずなので、have a nice wave!
報告楽しみにしてます!

追伸:フィンはFCSとかではないのですね~。

そう言えば、ガソリン価格が下がるって2週間位前にニュースで聞いた気がするのですが、全然下がらないですね。気のせいだったのかな。少し前に一度下がったけど、相変わらず高いですよね。。

第二段の講義、有難うございます!(面白い!私もそんなクラスがあれば取りたいなって思い始めましたよ!)

所でこの写真はどこの景色でしょう?
見たことがあるようで、思い出せない・・・気がして。

初乗り、楽しみですねぇ~☆

shunsuke,
フィンはバルサウッドをグラスオンしてもらった。FCSあたりの取り外しフィンと比べると、この方が敏感に反応してくれるんだって。今日初乗りしたけど、確かにいい感じだったよ。

しょこらさん、
一気には下げないので、ちびちびと下がっているのかもしれませんね。あ、また下がった。あ、また下がった。みたいな感じで購買欲をそそらせる手口で。

Kittyさん、
この写真はLa JollaのHyattの裏手です。見たことあります?
初乗り、波は小さかったですが進水式にはちょうどよかったです。


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