2006年2月アーカイブ

「そうか、ピアノを弾いているのか。いつか聴かせてくれよ」
過去数回、ライブ後の会話でベニーはいつもそう言うのでした。

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聴いてもらえるチャンスと思い、ライブ後の会場で、「一曲だけピアノを弾いていい?聴いてもらえる?」とお願いしてみました。

横に居た主催者が「大丈夫かこいつにピアノ触らせて?」的な、ちょっと怪訝な顔をしたのを見て、ベニーが「大丈夫、彼はジャズピアニストだから。弾いてもいいよね?」と主催者にお願いしてくれました。これで心置きなく弾けます。

選んだ曲は、20世紀を代表する偉大なジャズピアニスト、オスカー・ピーターソンが好んで弾く"Old Folks"という曲。オスカーはベニーが敬愛するピアニストであり、彼にとってのインスピレーションたる存在。ベニーもこの曲を良く知っているだろうし、オスカーっぽく弾けばすぐに伝わると思い。

アドリブをしながらふと横を見ると、目を閉じてピアノを聴いているベニーがたまに「んーっ」「いいぜー」って合いの手を入れてくれています。暖かく見守ってくれているのをじんわりと感じながら、オスカーっぽさとベニーっぽさを交えてアドリブをする自分。映画「Sayuri」で言えば「会長」の前で踊る成長したサユリの気分ですね。

Old Folksを終えると、「いいよ、とてもいい。もっと弾いてよ。」と言ってくれました。嬉しくって、今度はアントニオ・カルロス・ジョビンのボサノバ、"Fotografia"に思い入れを込めて演奏。思い入れの一つは同じサークルからジャズを始め、その後バークリー音楽院で深く学び、ヴォーカルグループ"Syncopation"を立ち上げたTsuneがメジャーデビューしたアルバム”Of Blue”でこの曲をアレンジしていたこと。もう一つは、尊敬してやまない日本人ピアニスト、福田重男さんが好んでライブで演奏していたこと。

思い入れがあればあるほど、いい演奏ができるものです。ずっとピアノやっててよかったな、サンディエゴきてよかったな、色々な出会いのおかげでこうしてピアノが弾けるんだな、そんなことを思いながらFotografiaを弾き終えると、いつの間にかベニーの横に座っていたコンサート主催者や片付けの人達からも拍手をもらえました。

続けて、ビル・エバンスやキース・ジャレットの演奏で有名な"I Loves You Porgy"など数曲を弾いて、おしまい。ニコニコと見守ってくれていたAsakoには「ジョージさん、今日はノッてますね」と言われて嬉しかったり。

 ♪I Loves You Porgy http://kamesan.net/Songs/ilovesyouporgy-051230.mp3 (Piano - George / Bass - Rob Thorsen)

ピアノの音を通して、彼のおかげで自分がジャズピアニストとして成長できたこと、彼が今後も弾き続けてくれることが僕や多くの若手ピアニストにとって大きな価値であることを伝えました。

「ありがとう。これからもずっと弾き続けてくれ。仕事やバンド仲間は後からついてくるから、今まで通り、美しい音楽を心からプレイするといい」とアドバイスをくれて、更に「ピアノのことで何か聞きたいこと、手助けできることがあったらなんでもする」とオファーしてくれたベニーの人柄に、ますます惚れました。きっと彼も、オスカー・ピーターソンやレイ・ブラウン、その他の偉大なミュージシャンに優しく厳しく育ててもらい、ここまでたどり着いたんでしょう。

歴史の浅い国アメリカが産んだ、ジャズという音楽の形態。彼らが下の世代に伝えていかないと、なくなってしまう。そういう危機感と愛を持って、彼らは上から下へとジャズを伝えるんです。

そして僕も、自分が愛する音楽、自信を持って薦められる音楽を、こうして皆さんに紹介し続けることがライフワークの一部となりつつあります。今回はAsakoに生のベニーグリーンを聴いてもらい、すっかりファンになってもらいました。次回は更に多くの友達に紹介しようと決心。

CDもいいけど、やはりジャズの真価は生でしか伝わりません。機会があったら、是非生でジャズの演奏、ベニーのピアノをお聴きくださいな。

Benny Green - Homepage
お勧めの一枚 - Jazz at the Bistro at Amazon.co.jp

 
ここ数年、ベニーと積極的に演奏を続けるソウルフルなギタリスト、ラッセル・マローンとのデュオライブ録音。二人だけで演奏しているのに、その勢いと迫力はまるでフルバンドのようにひたすら熱い。カーペンターズ及びテレビ番組「セサミ・ストリート」でフィーチャーされた名曲、"Sing"の演奏での観客の盛り上がりに注目。

 ♪Sing from "Jazz at the Bistro" - http://kamesan.net/Songs/Sing.mp3 (Piano - Benny Green / Bass - Russel Malone)




電話に出たベニー・グリーンは、留守電だった。ここ、ちょっと川端康成っぽく。

ということで、ライブ二時間前になってもチケットが確保できずオロオロ。「いいライブがあるってお勧めしておきながら、チケット確保できるかわかりませぇん」と情けない声でゲスト予定のAsakoに電話しつつ、暫くしてから再びベニーに電話。

ベニー、頼むから電話に出てくれ。

トゥルルルルルルルル・・・ トゥルルルルルルルル・・・ ピッ

 "もしもし、ベニーですけど"
 (留守電か、と思いながらドキドキしつつ)
 "あ、ベニー? 僕ですジョージです。"

 "おー、ジョージ君か。I'm sorry to tell you... 残念ながら・・・"

 (残念ながら?)

 "ゲスト枠のチケットは一枚しか確保できなかったんだよ。"
 "マジで?いやいやいや、一枚だけでもすっごく嬉しいですありがとう。
  もう一人はキャンセル待ちで入るから!"
 "そうか。いや、ほんと申し訳ないね、会えるのを楽しみにしてるよ。"

わざわざゲスト枠のチケットを一枚確保してくれながら、申し訳ないと恐縮するベニーの人柄に感激。開始45分前に会場に到着し、キャンセル待ちリストに追加してもらい、待機。開始10分前になり、無事入場。

周りを見渡すと、客席の97%は50歳以上。僕らを入れて3人が20代~30代。アメリカではこれほどまでにジャズが若い人に人気がないとは思わなかったが、それも時代の流れか。主催者の挨拶に続いてベニーが入場。客席からは暖かい拍手が。そして共演者のベーシストが登場。

彼の名前を聞いて驚きました。ジョン・クレイトンというLAのジャズミュージシャンなんだけど、三日前に参加したジャムセッションで、彼の息子のジェラルド・クレイトンと競演したばかりだったんです。なんたる偶然。後で聞いたら、ジャズ界においてジョンはベニーの「兄」のような存在らしくって、二人共レイ・ブラウンという偉大なベーシストに「父」として育ててもらったんですって。

演奏中も、ジョンがベニーに"Yeah Benny" "Go Benny"って何度も合いの手を入れて盛り上げ、先輩ミュージシャンとして彼のピアノを引き立てる素晴らしいベースプレイを披露。客席から見てると、まるでジョンがレイ・ブラウンに見えてしまうぐらい、レイのソウルがジョンに宿っていました。

ジョンとレイの二人に見守られながら演奏するベニーは終始穏やかな表情で、速い曲では狩をする鷹のような鋭いフレーズを、バラードではとことん抑えたタッチでメロディラインを丁寧につむぐ。

休憩を挟み、あっという間にライブは終了。年齢層が高かったためか、ぐわわーっという盛り上がりには欠けたものの、終始暖かいムードの中での豊かな演奏に、ゲストのAsakoもすっかりベニー・グリーンが表現するジャズピアノのとりこになりました。

帰りぎわのファンの一人ひとりに、丁寧に挨拶するベニー。暫く話せそうもないなー、と思っていたら、ある考えが浮かぶ。トントンと彼の肩を叩き、ピアノを指差し「ベニーのために一曲弾いていい?聴いてもらえる?」って、ドキドキしながらお願いしたところ、「もちろんだよ!是非弾いてくれよ。」との返答。うぉぁぁ、テンション上がる。

ところが、すぐ横に居た主催者が、「え、こんな得体の知れない若造がピアノを弾くのか?」とちょっと怪訝な顔をしたのを見て、ベニーは・・・

☆ もうちょっと続く

Benny Green - Homepage
お勧めの一枚 - These are Soulful Days at Amazon.co.jp

 
ドラムの替わりにギタリスト、ラッセル・マローンを入れたトリオアルバム。最初に演奏している曲"Virgo"は、日本ジャズピアノ界の星、海野雅威くんも大好きな曲らしく、ライブや彼のCD (右欄参照)でも演奏しています。トリオとして非常にまとまりのあるベニー達の演奏、僕も自分のバンドをやる際に大いに参考にしました。ギターの音が渋いので昼よりは夜に聴きたい一枚。



12年間愛し続けているピアニスト、ベニー・グリーンがサンディエゴにやってくる。

自分のインスピレーションにするため、彼と会う度ににサインを貰っていました。

このCDジャケットは、97年頃に五反田のかんぽホールでコンサートがあったときに楽屋に忍び込んだときのもの。自分も彼もペンを持っていなかったため、ガールフレンドからリップペンシルを借りて、くにゃくにゃなリップで書いてもらいました。彼のメッセージはいつも同じ、"Please keep playing"って。今は下手でも、弾き続けることが重要だというメッセージを投げかけてきます。

彼のライブを聴いたのは日本で3回、こちらで1回。昨年10月のコンサートは客席500人程のホールだったので、前日予約でも3人で入れました。しかし、今回は前回とは全く違う会場だということをギリギリのタイミングで知った自分。Athenaeumというその会場は古いヨーロッパ風の建築様式の図書館で、一角にスタインウェイのピアノが置いてあり、チェンバーミュージックや小さめのジャズコンサートにはぴったりのところなのです。

しかし、ぎゅうぎゅうに入っても80人という客席の少なさ。嫌な予感は当たり、チケット予約をしようとしたら満席&キャンセル待ちという悲しさ。うわぁ、あれだけ楽しみにしていたのに彼の演奏を聴けないのか!?

ライブ前々日、半ば絶望気味にベニーに「ライブ行きたかったんだけど、チケット取れなかったんです。頑張ってキャンセル待ち狙います」とメールを送ったら、「僕の招待枠があるかもしれないから、確保できるかやってみるよ。当日になったら、携帯XXX-XXX-XXXXまで電話してくれ!」と優しすぎる返信が。

当日午後、電話してみるが繋がらない。リハーサル中かな、と思い暫く電話を自粛する。ライブ開始まであと5時間、4時間、3時間・・・刻一刻と迫るスタート時刻、未だに入手していないチケット。

「すっげーいいライブあるから一緒に行こうよ」とサンディエゴの妹分Asakoを誘っていたのに、自分ひとりですらライブ会場に入れるかが判らない。あー情けない情けない。もっと早く予約しておけば・・・と悔やんでみてもしょうがない。

ライブ開始まで2時間を切ったところで、再び電話をしてみる。
ベニー、頼むから電話に出てくれ。

トゥルルルルルルルル・・・ トゥルルルルルルルル・・・ ピッ


"もしもし、ベニーですけど"
"あ、ベニー? 僕ですジョージで"
"ただいま電話に出られませんのでメッセージを入れて下さい ピーッ"


るるるるる留守電かっ

☆ まだ続く


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お勧めの一枚 - Place to Be at Amazon.co.jp

 
多くのアルバムをピアノ・ベース・ドラムといういわゆる「ピアノトリオ」構成でやってきたベニーが、管楽器のアンサンブルを入れた明るく爽やかな雰囲気のアルバムに挑戦した一枚。最初聴いたときは「なんだこりゃ、ベニーぽっくない」と思ったものの、スルメさながら何度も聴くうちに味が出てきて超お気に入りに。ソロでやっているタイトル曲"The Place to Be"は朝の目覚ましにぴったりで、コーヒーとともにベッドサイドで聴きたいんですよ。



NY生まれカリフォルニア育ちのジャズピアニスト、Benny Green。94年に初めて彼のCDを聴いたときに衝撃を受け、「これだ!」と自分が目指したいピアノだと感じ、以来12年間聴き続けています。

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日本でのコンサートで何度か楽屋で会って話をしたことはあったんですが、その時はOne of them, 日本人ファンの一人だったんです。しかーしっ! 先日、その本人に自分のピアノを聴いてもらうことができました。

その嬉しさったら、なんて表現すればいいんでしょうか。僕のピアノの原点がそこに居て、「君のピアノをもっと聴かせてくれ」と言ってもらえて、暖かく見守ってもらえる喜び。

モーツァルトが好きでピアノを始めた人が、モーツァルト本人にピアノを聴いてもらうようなもの。ピザ作りが好きでイタリア修行に行った職人が、シシリアのピザ屋で生地をくるくる回す瞬間。宇宙飛行士に憧れた少年が、いつしか「日本の毛利さん」としてスペースシャトルに乗った達成感。飛べないはずのペンギンが空を羽ばたいた、そんな感じです。


はるばるサンディエゴまで、ミニコンサートのためにやってきたベニー。

最後に彼の演奏を聞いた昨年の10月当時。
サンディエゴに来たばかりの僕は、東京と比べてジャズのライブができる店の少なさに絶望していました。あー、ここじゃ僕はもうピアノを弾かないかも、って。そんな風に沈んでいた時、彼のコンサートで、自分の原点であるベニーのピアノを聴き刺激をもらい、ステージ後の会話で「心からピアノを弾き続けていれば必ず道は開ける」と勇気が出る言葉をもらいました。

むくむくとやる気が沸き、もっと演奏したい!と思うようになり、地元の優良な店を探し、売れっ子ミュージシャンとジャムセッションに参加し、少しずつピアニストとしての技量と評価を上げ、演奏の仕事を依頼してもらえるようになりました。嬉しくって、「ベニーのおかげでまたピアノが弾けるようになった」とメールを送ったら「すばらしい!今後も弾き続けてくれ。そしていつかジョージのピアノを聴かせて欲しい」との返信。なんて暖かい人なんだろうと感激。

そして迎えた、4ヶ月ぶりの彼のサンディエゴ・ライブ。


が、しかしっ!

☆ 長いのでつづく・・・ ☆

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お勧めの一枚 - Testifyin' at Amazon.co.jp

 
ニューヨークにある老舗のライブハウス、ビレッジ・バンガードで行われたライブの録音。ベニーのフレンドリーなMC "Good evening!"から始まり、ドラムの轟音、ベースの指使い、粒だったピアノの音、そして観客の盛り上がりまで余すところなく収めた最高の一枚。ニューヨーカーになりたい。



桜咲く、桜散る

| コメント(6)

えっと、
実は今、恐怖の試験期間中です。

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日本は冬真っ盛り、アメリカでもNYは大雪で飛行機が飛ばないぐらいらしいですが、なぜかここサンディエゴでは桜らしきものが満開です。近所に住むホルモン系妹も写真に撮ってましたが、これ、色は白いけど桜の仲間ですよね。

大学院生になってまで、桜を散らさないように適度に試験勉強がんばってます。Corrinne May連載は後日再開予定です。



ピアノのイントロに続き、歌い始める彼女。

(連載:体感2からの続き)



普段の僕は、曲のメロディーにばかり耳が行ってしまい歌詞が聞こえてこないんだけど、彼女の歌は、メロディとともに歌詞がすっと入ってくるんです。

So light a candle on your cake For every smile you've helped create For every heart and every soul you've helped to grow a little more

ケーキの蝋燭に火をともそう
あなたなしではできなかった みんなの笑顔の数だけ
あなたが少しだけ成長を助けた人々の心の分だけ

A few more pounds, a little more grey
Don't count the years, just count the way
It takes a little time to go from water into wine
Don't ever lose the wonder of that child within your eyes

体重の数キロ 白髪の数本
年数なんて数えないで 生き方を顧みて
水が美味しいワインに熟成するには長年の時間がかかるから
心の奥に秘めた 子供の気持ちをなくさないで

Happy Birthday, my friend

-つづく-

カテゴリ: Corrinne May



休憩が終わり、セカンドステージが始まる。

ピアノの椅子に座り、聴衆の一人ひとりに語りかけるMC。

(連載:体感1からの続き)

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「今日、誕生日の人いますか?あ、君?いくつ?10歳?
 Happy birthday! いつか40歳になるあなたに、この曲を。

 若いときは誕生日ってワクワクすることだったの
 だけど、いつの頃からか歳をとることがいやに
 なっちゃったって思う人、いるよね。

 誕生日のたびに、また白髪が増えたとか、しわが増えたなんて
 ことを気にしちゃう。でも、それって素晴らしいことだと
 思うの。たくさん笑った人にしか目じりに皺ができないし、
 いっぱい気を遣う人の方が白髪が増えるのよ。

 水が美味しいワインに熟成するには長年の時間がかかるように、
 人が成長するのにも時間がかかるの。顔や体の皺は、木の幹に
 刻まれる年輪のような、健やかな成長の証し。そんな意味を込めて
 書いた曲、Birthday Songです。」

優しいピアノのイントロに続いて、彼女の声が店内に響き渡る。
足を止める人々。

-つづく-

カテゴリ: Corrinne May



店の中央にある仮設ステージに歩いていき、たどり着いた丁度そのとき・・・

(連載:出会い4からの続き)

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最後の曲が演奏終了。
そして拍手が店内に鳴り響く。
うわ、間に合わなかったのか・・・と、一瞬あわてる。


先ほどギターを持っていた彼女が「休憩をしたらセカンドステージやるから、最後まで観て行ってね」と透き通った声でアナウンス。どうやら、彼女がCorrinne May本人で、ソロでギターとピアノの両方を弾き語りするみたいで。

一つ意外だったのは、まったく訛りのない彼女の流暢な英語。見た目はアジアンなのに、目を閉じると完全にネイティブにしか聴こえないんです。アメリカで歌手として売り出すには、なまりがあるとかなりのハンディキャップになるからでしょうか、彼女の英語はパーフェクト。

ステージの合間にCDの即売とサインサービスが行われてました。ファーストだけ聞いて帰る客で、あっという間に彼女の前に人だかり。なかなかの熱気です。これは、結構期待できるかも・・・なんて思ってると、セカンドステージが始まる模様。

-つづく-

カテゴリ: Corrinne May



素晴らしいミュージシャンは、最初の一音で人を虜にできる。そういえば2002年・・・

(連載:出会い3からの続き)

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六本木の小さなライブハウスで出会ったピアニストの海野雅威君(うんのただたか)も、一音目で僕の心をわしづかみ。それ以来、すっかりファンになり彼のライブに何度も足を運び、「いいピアニストが居るから」と連れて行った友達はほぼ例外なく彼の音の魅力にはまっていました。

彼の発する音は人の心を振わす力を持っていて、ジャズ好きでも、ジャズ好きでなくても、その音はダイレクトに響くんです。響振するピアノ。その後、CDも発売し、益々多くのライブハウスでファンを魅了し、ジャンルを越えてジャズリスナー以外の聴衆にもピアノの素晴らしさを伝えています。

一方、サンディエゴの本屋で初めて聴くCorrinne Mayはというと・・・


-つづく-

カテゴリ: Corrinne May
Blog内記事: 海野雅威@Kamesan Daily



Border's Bookstoreの中に入ると、なにやら店の中央にちょっとした人だかりができていました。

 (連載:出会い2からの続き)

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椅子が40個ぐらい並べられていたその場所は、日本で言えばタワレコのインストア・ライブっぽく。テンポラリなライブスペースのステージに、Corrinne Mayと書かれたエレキピアノが置いてあり、その後ろでギターを持つ華奢な女性が一人。

あれ、今日はギターとピアノのデュオなのかな、と思いきや・・・


-つづく-

カテゴリ: Corrinne May



同級生らを日本の居酒屋「さくら」に連れて行き、無理やり刺身を食べさせて面白がっていたある晩、友人のキャリーから電話がかかってきました。

 (連載:出会い1からの続き)

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同級生の彼女は元気なカリフォルニアン、大学を3年で卒業してMBAコースに入った秀才、声はSex and the CityのCarrie Bradshawのような親しみやすさ、そして抜群にフレンドリー。

 「今日のCorrinne May、今から聴きに行くけどジョージは来るの?」
 「あ、あれ今晩だったのか。キャリーが行くなら俺らも行こうかな」

ということで、ちゃっかり当日参加することになりました。

行き着いた先は、ライブハウスではなく本&CDショップのBorder's。日本で言えば八重洲ブックセンターっぽいつくりの店は、どう見ても音楽の演奏なんてやらなそうなところで、少し不安に。

こんな中で、まともな音楽が聴けるのか?

-つづく-

カテゴリ: Corrinne May



2005年・冬。

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シンガポール出身のクラスメイトからメールを受けました。「Corrinne Mayというアーティストがサンディエゴに歌いに来るらしい。みんなで聴きにいかないか?」と。コリン・メイ。聞いたことのない名前だし、ジャズ以外の音楽にはそれほど興味を持っていないため当初は行かないつもりだったのですが。

-つづく-




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