いまさら夏メニュー 蕎麦 業平屋 5

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「錦糸町?なんでそんなところに住むの?」

3年前に錦糸町に引っ越したときによく言われたこの台詞。確かに、風俗はあるわ、周りは町工場や倉庫やらだわ、スーパーは近くにないわとあまりいい場所ではありませんでした。聞かれる度に、「いや、墨田区は錦糸町の浄化に力を入れていてね、その内風俗もシャットアウトするしね」「いや、もうちょっとしたら半蔵門線が開通するから一気に便利になるしね」「いや・・・」と、なぜか弁解をしている自分に後ろめたさを覚えたのでした。

narihira

今となっては、こんな素敵な場所を選んだ自分で自分を褒めたい。(勝手にどうぞ) なぜなら、徒歩圏内にある北斎茶房江城、そして業平屋と出会い、業平屋マスターを通じてアズーロやフクヒロとも出会い、それらの店をここのBlogで紹介することで更に食の世界が広がったから。

長い前フリはそのぐらいにして、今更ですが4月に食べた業平屋の夏メニューをご紹介します。蕎麦だけが売りではない業平屋、ついつい一品を多めに頼んでしまいます。ホタルイカの沖漬け(左上)、濃厚なイカフレーバーにノックアウトされました。続いて「これ食べて」とサービスで出してくれたレンコンのキンピラ(右上)、ご飯が食べたくなる美味しさです。

narihira

この日、3年通い続けて初めて食べたスペアリブ(左下)。今までスペアリブつーと骨8:2肉ぐらいだったのですが、ここのスペアリブは骨6:4肉ぐらいと凄くいい肉付き。業平オリジナルフレーバーはとっても照りのあるお味でして。肉に限らず、とにかく素材にこだわっているのがここの特徴、この海老をご覧あれ(右下)。反ってますよ!反ってますよ!海老ぞりですよ!(海老です)ってぐらい、箸で持ち上げるとずしりと重く、しなっていました。このサイズの海老を1000円台の天ぷら蕎麦で出してくれるところは滅多にありません。

あらためて紹介します、肉です。右側に写っているのはジャガイモ。ほっくり焼いてあって、塩がぱらぱらとかかっていました。んー、肉とベストマッチです。これがアメリカだと、直径20cmのベイクドポテトが乗ってて一気におなか一杯になってしまいます。日本人でよかった。

narihira

先ほど紹介した海老を二尾(!)含む、海老天ざる。この写真は既に食べかけですが、サツマイモやいんげん、そして歯ごたえ抜群の蓮根も食べ応えがありました。それにしてもでかい海老です。背景には「これも食べな!」と置いてくれたおにぎり。容赦ないサービスメニューにタジタジ、出たそばから食べないと一気に満腹中枢が満たされてしまいます。

narihira

冒頭の写真でも紹介した「冷やしトマト蕎麦」。3年前に初めて「ごめんくださいー」と訪れた時に初めて食べたメニューでしたが、衝撃的。コンセプト的には「イタリアンの冷製トマトのカッペリーニを和風にしました~」なもので、今までにも似たようなものは食べたことがあったけど、ここのは完成度が違います。バージンオリーブオイルと出汁、松の実がベストマッチで、甘くてジワっとした歯ごたえのトマト、それにツルシコなお蕎麦。女性に一番人気というのもわかります。

narihira
背景では海老を果敢に攻撃中

伝統的な蕎麦屋ならこういうものは「邪道だ」と言ってメニューにしなさそうですが、業平屋さんは「美味しいものは何でもやるよ!」とオープンな姿勢。日々、美味しいお店を食べ歩いて学習し、研究し、メニューを少しずつ変えているので、何十年も通っている常連客でも飽きません。

さてさて、こちらのトマト蕎麦はデザート一品が付きます。お腹いっぱいでも飲めてしまう「苺ミルク」を頼みました。新鮮な苺を凍らせてつぶして混ぜる、を何度も繰り返して作った苺100%のシャーベットを牛乳に、混ぜる、混ぜる、かき混ぜる。絶品、シンプルイズベスト。

narihira

僕らが美味しそうに飲んでいるのを見て、マスターが我慢できなくなりました。

 「永田さん、美味しそうだね。オレも飲みたくなっちゃったよ」
 「なーにやってんだよ、休んでばっかりいるんじゃないよ」

そんな会話が日々聞えてくる、大江戸の蕎麦屋、業平屋。
ここの魅力は美味しい料理だけではありません。

narihira

下町ならではの、蕎麦エクスペリエンス。
今となっては、業平屋さんは僕らが錦糸町に住む理由の一つです。

以前の業平屋Blog
 あえて稲庭うどん:蕎麦 業平屋4
 カテゴリ 業平屋

コメント(12)

冷やしトマト!!!!
食べたい!(><)

レッドペッパーと業平屋、どっちが先かな?w
楽しみが増えちゃったー(><)

冷やしトマト蕎麦美味しそう!!!
明後日食べに行きます!

angeさん&ヨシオさん

冷やしトマト蕎麦、美味しいですよー。
デザートもなんでも美味しいし。もし苺ミルクがあれば、是非
お試しあれ。ミルクなしの苺シャーベットも純粋に美味しいです。
砂糖は使わず、フルーツの自然な甘みだけなのですっきりと美味しいです。

時間によってはなくなっちゃうかもしれないので、電話予約で
「トマト蕎麦ありますか?」と聞いておくのがお勧めです。
「永田さんの紹介で」の一言で、江戸っ子気質なマスターは
一気に優しいおじさんになります。

 店名:業平屋 (なりひらや)
 住所:墨田区亀沢2-15-8 (地図: http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.48.16.4N35.41.38.6&ZM=10 )
 営業時間: 11:00~14:30 / 17:00~21:00 (20:30までに入店、遅くなる時は事前電話推奨)
 定休日:日
 電話:03-3622-7978

業平屋の記事拝見しました。
地元ではわがままな店主で有名です。
小さい子供を連れて行くと必ず拒否されます。
人を見て店に入れる入れないを決めているようです。
いつから変わってしまったのでしょう。
とても感じ悪いので、私ももう何年も行ってません。
素敵な印象をもたれているジョージさんには失礼かもしれませんが、地元民は最悪な印象です。

墨田区人様、
コメントありがとうございます。
小さな子供を見ると必ず拒否する、というのはないですよ。
お子様連れのご夫婦、家族連れもいらっしゃいますから。
昼には見たことはありますが、夜は見たことがないような
気がするので、お子様と行くなら昼間が狙い目かもしれませんね。

店主が「わがまま」で「お客様を選ぶ」という印象は正しいかもしれません。
商売ですから、入って欲しくない人にはわざと嫌な顔をして、「もう行かない」
と思わせるのも店主としての一つの作戦かもしれません。頑固者ですから。
僕らも最初閉店間際に行った時は「ごめん、もう終わりなんだ」と
あしらわれましたが、奥様が一言「いいじゃないのよ、入れてやりなさい」と
言ってくれたので辛うじて入れました。それ以来、何度も通って
いるうちにお店が本当に好きになりました。
地元の方もお店には沢山いらっしゃいますので、愛されていると思いますよ。

お店がお客を選んではいけない、そんなことはないと思います。
東京に住んでいる限り、お客がお店を選ぶ自由はいくらでもあるので、
嫌なお店なら行かなければいいですよね。客全員に嫌われる店は
潰れますし、愛されるお店は末長く続きます。

少なくとも僕の中では、東京で一つだけ好きな蕎麦屋を選ぶなら、
それは業平屋さんです。また、一つだけ「一番好きな店をあげよ」と
言われたら、やはり業平屋さんです。

先日、門前仲町にあるBar Satohという所へ初めて行きました。
5、6人入ったらいっぱいになる小さいバーなのですが、私はマスターの人柄が大変好きになりました。
マスターの佐藤さんは両国出身の江戸っ子で、業平屋さんの事もご存知で、いいお店だと言っていましたよ。
その佐藤さんと、たまたま「店が客を選ぶ」ということについて話していたので、
墨田区人さんとジョージさんのコメントを興味深く拝見しました。
ジョージさんの「カルティエ」についてのコメントも含めて、難しい問題だと思いますが、
基本的には、「店も客を選んでいる」という事を日本人はもっと認識するべきだと思います。
佐藤さんは、三波春夫が悪の根源だと言っていました。
なるほどなあと思いました。
私はまだこのお店に行った事はないので、行ってからまたコメントしますね。

上のコメントを書いてから、急に行きたくなったので、先ほど業平屋さんへ妻と行ってきました。
「客を選ぶ」ような印象は全く受けませんでした。
どうしたら「最悪な印象」を受けるのか、私にはわかりませんでした。
ただ、小さい子供を連れて行くところは限られてしまいますね。
料理ですけども、そば屋でも冒険をしている姿勢がすごくいいですね。
このまま進むとそば屋でなくなるかも知れませんけど。
冷やしトマトそばが絶品で驚きました。オリーブオイル、トマト
(甘くておいしいと思ったら、やっぱり特別注文のフルーツトマトということでした)
とつゆ(醤油)、そばがこんなに合うとは思いませんでした。
(松の実もいいアクセントで。)
それと、どろどろのそば湯が最高ですね。こういうそば湯を出してくれるそば屋は本当に限られています。
佐藤さんの事はお互いによくご存知だったようです。
また、私自身も下町出身なので「みの」さん、奥さんともおおいに話が盛り上がりました。
また、お伺いする事を約束して帰ってきました。

しょうじさん、
業平屋さんに行っていただき、ありがとうございます。
自分が大好きな店に、他の人が行ってくれるのは
凄く嬉しいんですよね。ここ数週間で6人ぐらいに
紹介してしまいました。因みに、今日も友達と3人で行きました。
丁度すれ違いでした。お会いできなくて残念です。

>ジョージさんの「カルティエ」についてのコメントも含めて、難しい問題だと思いますが、
>基本的には、「店も客を選んでいる」という事を日本人はもっと認識するべきだと思います。

おっしゃるとおりです。最近は、初めてのお店に行くときは
お店に失礼のない格好をして行くようにしていますが、
昔は結構無頓着でした。金は持ってるからいいだろ、みたいな。

業平屋さんのメニューについては、基本の蕎麦の美味しさは頑固に
守っているので、それ以上に色々と美味しいものを研究して出して
くれるのは、毎週でも行きたい僕らとしては嬉しいです。
今日は2年ぶりにカツ丼を食べましたが、ダシがおいしいので
丼物もやはりおいしいと感じました。

これからもご贔屓に。ありがとうございます。

>丁度すれ違いでした。お会いできなくて残念です。

それは残念でしたね。
ジョージさんがアメリカに行ってしまうまでに、一度はお会いしたいなあ。

しょうじさん、
是非、また峰村泉Liveにお越し頂ければ!
空いている7/19の東京倶楽部の平日夜Duoあたりが
お勧めです。土曜日は激混み&人が多くてお話が
できないと思うので。

先日はありがとう~♪
TBさせてもらいました☆
またトマト食べたくなってきちゃったー。

お、美味そうに撮れてるねー。
マスター夫妻、いい人達だよね。
バブル時代を生き抜いて、今でも人気のお店。
妥協しない姿がかっこいい。プロ根性ってやつかな。

今後もご贔屓に、よろしくどうぞ!


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