「いま、会いにゆきます」に感じる日々

CMで連発される押し売り - 「感動しました!」「涙が止まりません!」「最高に泣けました!」

「セカチュウ」に代表される泣かせ系映画。人が死ぬ、人が生き返る、人と別れる、人と再会する。そりゃ泣きますよ、ええ、泣きます。よほど感受性が乏しい人か、ストーリーや登場人物に共感できない人以外は、けっこう泣きます。


映画を見る前からCMで「この映画観ると泣けます」みたいに強く言われると、天邪鬼な僕は「ふーん、で?泣いて何が嬉しいの?」と思ってしまう。別に泣きたくないし、泣かされたくもない。泣くのが目的ではないので、感動押し売り系なCMで売り出している映画を見にいくのは気が引ける。

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そんな自分が、友達に薦められて観た「いま、会いにゆきます」は。

 竹内結子と中村獅童の演技は、たまにぎこちない。
 ファンタジー故に、物語にはところどころ無理がある。
 冗長やぶつ切りな編集がじれったくも感じる。

でも。

 劇中の二人の息はピッタリあっている。
 見終わったあとは「なるほど」と納得させられる。
 作り手に伝えたいことがあっての編集というのもわかる。

映画を見終わった僕に、人と出会う理由や、生きる意味、そして運命の存在という単純で深い問いかけを残してくれる。

 「生まれ変わったら、もう一度あなたと。」

そう思える相手と結ばれるのは全体の何割だろうか?
それは運命かもしれないし、偶然かもしれない。でも、偶然というのは自分の行動の結果発生するものであり、行動しないと偶然は訪れてくれない。歩かない犬は棒にあたることもない。

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結ばれたら結ばれたで、後悔がないように一日を生きたい。
おとぎ話と違い、死んだ人は帰ってこない。「生きている間にもっと幸せにしてあげればよかった」と後悔するのは、相手が死んでからでは遅すぎる。自分が死んでからでも遅すぎる。

「いま、会いにゆきます」

生きているから、いま、会える。
生きていることの尊さを丁寧に描写した作品だ。

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封切り1ヵ月後の今でも、周りは号泣カップルでいっぱい。おいおい、まぶた腫れてるよ。
え、僕ですか?竹内結子さんに「バカね」(クスッ)と映画の口調で言ってもらえたら幸せで死ねます、僕は。

そこ、そんな僕と結婚した相手は幸せかと野暮なツッコミをしない。


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