つくば市での出張生活は今日で早くも11日目に突入。
朝8時と夜11時、日本IBMとアメリカIBMで電話会議を開く。
大きなプロジェクトだから、会議には20人近くの人が参加する。
積極的に参加する人もいるが、じっと黙って聞いているだけの人もいる。
英語のヒアリング・トーキングが不得意な人は参加しづらい。
どうしても意見を述べたい場合は、日本語で言って、誰かに訳してもらう。
問題解決のための会議だが、色々な人がいるが、基本的には
朝晩2時間、アメリカでは朝と夕方の2時間を自分の時間を惜しまずに
提供してくれる人達だから、問題解決に一心不乱な人達だ。
だが、中にはどうしようもない奴もいる。
現場のことを何も知らずに自分が見えている視野だけで語る奴だ。
その様な人間が口を開くと、せっかく参加者が問題解決に向けて
動き出したのに、一気に停滞する。混乱する。進捗が後捗する。
アクセルがブレーキする。赤ちゃんがお母さんの中に戻る。
臍が茶を沸かす。膝がガクガク震える。アゴをガタガタ言わせたい。
「事件は現場で起きているんだ、会議室で起きてるんじゃない」
という超有名な台詞があるが、奴の発言はその上を行く。
「事件は会議室で起こしているんだ!俺が!」
どこの社会、どこの会社にもこのような人間はいるもので、本人は
もっともな事を言っていて説得力があるつもりなのだが、周りは白ける。
プロジェクト参加前に「バカの壁」でも読んでほしいものだ。もしくは、
「話を聞かない男、それは貴方です」「現場を知る賢者、知らない馬鹿」
でも、読んでほしい。そんな本はない。
今、このプロジェクトに終わりは見えない。解決した時が終わった時だ。
解決の目処が立たないときは、途方くれることもある。たまには
モチベーションも下がる。眠くもなる。喘息ばりに咳が出るときもある。

客先の構内にて
とかなんとか言いつつも、プロジェクトは楽しかったりする。
会社に入って働いているからには、お客様の要求を満たす為に
頑張るのは当たり前ではないか?
終わりがなさそうなトンネルだが、歩きつづければ出口があるはず。
